【作品紹介】
劇団レトルト内閣10周年記念作品。
主人公は「売れないアイドル」。
遠くの夢と隣のドン底、プライドと呼びたいただの見栄。
揺れ動きながら、あざとく汚く腹黒く、手段を選ばず輝こうとする女たち。
劇団レトルト内閣10年間の集大成は、そんな女たちの夢と欲望が暴走するエレガンスロック演劇。
ゲストには前作「絶叫ソング」で好演が光ったデス電所・丸山英彦、朝日放送アナウンサー・上田剛彦を迎えた。
【あらすじ】
「アイドルは可愛くなくっちゃダメですか? 若くなくっちゃダメですか?」
苦肉のキャッチコピー、鳴かず飛ばずのC級アイドル。
「愛すべき$と書いてアイドル。可愛くもなけりゃカネにもならん、 お前らはただのデフレ女だ!」
事務所にお荷物扱いされ、崖っぷちの彼女達は一発逆転を狙うが—
痛すぎる女達。しがみつくのは何のため!
見栄のドレスと虚勢のショール。
飾って守って、何が残るの!
すり減るだけのピンヒール。
それでも歌う、夢と欲望むき出しで!
アイドルは可愛くなくっちゃダメですか?
若くなくっちゃダメですか?
「いいえ、アイドルは寂しくなくっちゃいけません」