透き通る夜空に星が瞬く。その日は、とても晴れた夜だった。
とある山中のロッジに集まった19人の男女。
不仲のカップル、小説家とその担当、お笑いコンビ、泥棒一味、記憶を失った男、
そして数年ぶりの同窓会を開く天体観測部員達。
思わぬ再開に浮かぶのは、遠く霞んだはずの思い出の夜のこと。
誰もが、ややこしい、それぞれの「今」を抱えて、全てはややこしく絡み合う。
そんな夜にふと思い出す。どこかのバンドが歌ってた。
「輝く夜空の下で、言葉の先を待っている」。
バカバカしくて、懐かしくて、ずっと終わってほしくないそんな時間。
総勢19名でおくる青春群像コメディ「星降る夜になったら」。
ああどうか、素敵な夜になりますように。