ある歌に「僕は君みたいになりたいと思っていたんだ」って歌詞があって、なんだかやけにビビっときたのです。憧れ、てのは生きることの重要な推進力だよなあ、と。人は何かに憧れられなくなった時、細胞が生まれ変わらなくなるのかもしれません。でも憧れるってのは、基本的には届かない何かに思いを馳せるということで、つまりとても苦しい事だったりするわけです。だからこそその苦しさをかき分けていく日々を楽しめるような、そんな生き方ができたらハッピーじゃんって思ったり。そして憧れってのは、時に一方的なものだけでなく、互いに向かい合っているようなこともあって不思議です。不思議な事は、大抵面白いです。 初演時の2008年、MONOの土田英生さんにドラマドクターについてもらって作りました。横暴な社長に反旗を翻した売れないタレント達が、憧れと現実の隙間でオロオロしたりウロウロしたりする密室コメディ。
キャスト
阿部周平/椎木樹人/松野尾亮/横山祐香里/石橋整/田崎小春/早樋寛貴/針長亜沙美
スタッフ
作・演出:川口大樹
舞台監督:森田正憲(株式会社エフジーエス)/照明:太田勝之(有限会社サム)/舞台装置:中島信和(兄弟船)/音響:大村朋子(Dagobah Sound Lab)/照明操作(福岡公演):山崎瑞穂/音響操作:柴田伊吹/小道具:早樋寛貴,柴田伊吹/衣装:馬田悠華子/演出助手:松野尾亮/舞台写真:藤本彦/宣伝美術:森脇千恵子/内藤正美(photographic EFF-BRUW)/撮影協力:booty market/撮影:光田智史(Tick Tack Movie)/制作:橋本理沙・ししはらみさ・石橋整・鶴田佳奈子