濡れはしないが、なんとはなしに肌の湿る、霧のような春雨だったー。
或る少年と少女の初々しい恋を描いた昭和の文豪・川端康成の掌編小説『雨傘』。
昭和初期に起きた或る若き男女の心中事件。現代を象徴する、ツイッターやフェイスブック等のメディアと、そこから矢継ぎ早に繰り出される言葉の応酬。
我々はこれらを「非対話劇」という手法で結びつけ、「文学」の余白に夥しいほどの「言葉」を氾濫させることによって、現代的なディスコミュニケーションと、その先にある「希望」を顕在化したいと考えている。
無名劇団の新たな挑戦をぜひ、ご覧いただきたい。ーーで、結局のところさ、二人は最後まで清らかだったのかな?本当に?#あまがさ
キャスト
島原夏海/柊美月/中谷有希/あまのあきこ(妄想プロデュース)/今井桃子/太田雄介/中條岳青/藤田和広/鳴海挙人(劇団飛行船)
スタッフ
作:中條岳青/演出:島原夏海
舞台監督:木下聖浩(kei’sWorks)/照明:香川真貴子・檜木順子/音響:飯田拓/制作:山本直子・水谷諒子/映像:武信貴行(SP水曜劇場)/宣伝美術:島原夏海