Jerk!!自白剤を飲み過ぎて...
匿名劇壇
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匿名劇壇
ドラマ
-説明-
本公演は5秒から30秒、または3分以内の小作品を連続して上演致します。
三種類の演目は、それぞれの小作品のジャンルによって分けられています。
自白剤を飲み過ぎて
恋愛に関する小作品の連続上演です。
希望の殴打
バイトに関する小作品の連続上演です。
嘘の限界
演劇に関する小作品の連続上演です。
それぞれ、表題作は小作品の間で、基本的に物語が連続する作品です。
三種類の演目のうち、小作品が重複する場合もありますが、ごく少数です。
すべての作品は「松崎友松」という男性が執筆した作品、という設定になっています。
ゆえに、それぞれの演目に共通するストーリーや、三作品観ることで見えてくる「なにか」というものもあるかもしれません。が、基本的にはそれぞれが独立した作品です。
前編後編や、アナザーストーリーといった形式ではありません。
恋愛、バイト、演劇の中から、興味を持ってくださったものを選んで頂ければ幸いです。
-あらすじ-
松崎友松は平成25年3月にK大学芸術学部演劇学科を卒業した。卒業式のあと一旦帰宅し、学友会活動功労賞の紙切れと、最優秀学生賞の置き時計を押入れにしまいこんで、一万円分の図書カードを金券ショップで換金してから謝恩会へ向かった。その後、後輩の浅井奈緒美と二時まで酒を飲み、四時まで遊び、六時まで寝て、八時に帰った。平成25年6月、松崎友松が主宰する劇団が大阪演劇祭に参加し、第三回本公演を実施。優秀劇団に選出された。舞台美術を解体中、パチンコ屋で二時間さぼり、二万円を失う。その後、打ち上げに向かい、十二時まで飲んだ後、その日知り合ったカメラマンの平山文絵とホテルに泊まった。平成26年8月26日に借金が百万円を越えた。同年10月、ピンサロで出会った仲野遥子と交際を始める。平成27年5月に劇団員四名が脱退。松崎友松の自己満足に費やした五年間を返せと罵られる。同年8月、劇団員は松崎友松のみとなる。大町戯曲賞で佳作に選出。賞金の五万円で虫歯を治療。平成28年2月、仲野遥子の妊娠が発覚する。同年3月に破局。警備員のアルバイトを突如解雇され、借金の返済に困窮する。平成29年、入院。平成30年、西成区の編集プロダクションディライトに就職。浅井奈緒美と結婚。平成32年、東京オリンピック開催。同年12月、文京区在住大塚紗枝の自宅で首吊り自殺。
この作品は、松崎友松がここからここまでの間に、見たこと聞いたこと感じたこと、あるいはそれらとは全く無関係なことを、断片的かつ無作為に抽出し並べたものである。
自分勝手に、不随意に。 Jerk!!
福谷圭祐/芝原里佳/佐々木誠/東千紗都/松原由希子/石畑達哉/杉原公輔
作・演出:福谷圭祐
舞台監督:ニシノトシヒロ/舞台監督補佐:本田夏実(劇的☆ジャンク堂)/舞台美術:ニシノトシヒロ/音響:近松祐貴(オリジナルテンポ)/照明:南勇樹(芝居処味一番/BS-Ⅱ)/宣伝美術:二朗松田/舞台写真:河西沙織(劇団壱劇屋)/舞台映像:武信貴行/制作:出ノ口愛実/企画・製作:ニシノトシヒロ
JASRAC許諾番号:
9015824001Y43136
NexTone許諾番号:
ID000002082