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個別購入 狂言面づくし十番 其の四:「仏師」「首引」

カテゴリー その他

公演時期 2021/01/20

地域 関東

キャスト
山本東次郎(人間国宝)/山本則俊/山本泰太郎/山本則孝/山本則重/山本則秀/山本凜太郎/若松隆/山本修三郎/寺本雅一

スタッフ
合同会社大蔵流狂言山本事務所


あらすじ

『仏師』信仰心篤い片田舎の男は自分の家にお堂を建てるが、そこに安置する仏像がないので、仏師に作ってもらおうと都へやって来るが、肝心の仏師がどこにいるのか、わからない。仕方なく、物売りのように「仏師はいませんか」と呼んで歩く姿に目を付けたすっぱ(詐欺師)は、自分こそ、探している仏師だと名乗り出る。大勢の弟子たちに分担作業をさせて部分品を作り、自分はそれらを合わせて完成させればいいので、明日の今頃までにはできると約束したすっぱは、自ら仏像になりすまし、代金をだまし取ろうと企てる。ところが依頼人は意外にも好みがうるさく、なかなか仏像が気に入らない。あちらを直せ、こちらを直せと次々に注文を付け、すっぱは散々に振り回される。詐欺師が仏像に化ける時にかけるのは面「乙御前」、柔和な顔立ちの若い娘の顔であるが、神仏の役にも使われる。この曲では小道具として用いられるのが特徴。
『首引』西国から独り、都へ帰る途中の若武者はその昔、剛勇で鳴らした源為朝のゆかりの者。ところが播磨の印南野を通りかかると突然、恐ろしい鬼が現れ、捕まってしまう。若武者の美青年ぶりに目を留めた鬼は、せっかくなので娘の食い初めにさせようと思いつく。あどけない姫鬼は若武者の命を助けてほしいと頼むが、親鬼は聞き入れない。若武者はおとなしく餌食になるわけにはいかないと、何か勝負をして負けたなら潔く喰われましょうと食い下がる。それに応じた親鬼は嫌がる姫鬼をなだめて、腕押し(腕相撲)、すね押し(腕相撲のすね版)と勝負をさせるが、なかなか決着がつかず、首引(綱引きのように、長い紐を首に掛けて引き合い、力の強さを競うもの)をすることになるが、どうしても娘を勝たせたい親鬼は眷属(配下の者)たちを呼び出して姫に加勢させる。親鬼の役に使われる面は「武悪」(今回は赤鶴作の「小豆武悪」)、眷属たちがかけるのも「武悪」で、同じ「武悪」でも色、形、さまざまあるのを一度に見ることができる。姫鬼には「乙御前」が使われる。

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