「山本能楽堂」は大阪のオフィス街に佇む、杜の様な能楽堂です。昭和25年に再建し約90年の歴史を持ち、平成18年に文化審議会により国登録文化財の指定を受けました。
「山本能楽堂」は大阪のオフィス街に佇む、杜の様な能楽堂です。昭和25年に再建し約90年の歴史を持ち、平成18年に文化審議会により国登録文化財の指定を受けました。
高砂
公益財団法人山本能楽堂
石橋 大獅子
公益財団法人山本能楽堂
販売終了
公益財団法人山本能楽堂
ダンス・舞踏・パフォーマンス
九州阿蘇宮(あそのみや)の神官が播磨の国・高砂の浦にたどり着くと、浦には松が美しく生え、遠く鐘の音も聞こえていた。そこに老夫婦が現れ、木陰を掃き清める。老人は高砂と住吉の松とは相生(あいおい)の松であり、離れていても夫婦であるとの伝説を説いて、松の永遠・夫婦相老の仲睦まじさを述べる。ここで老夫婦は、自分たちは高砂・住吉の松の精である事を明かし、小舟に乗り追風をはらんで消えて行く。
神官もまた満潮に乗って舟を出し、松の精を追って住吉に辿り着く。すると住吉明神が出現して、美しい月光の下、颯爽と舞を舞って天下泰平・国土安穏を祝うのであった。
大阪城を建てた豊臣秀吉は、能の愛好家であり、能に自ら舞う楽しみを見出しました。秀吉が能に傾倒したため、能面、能衣装などが全て秀吉好みの絢爛豪華なものになったと言われています。能「高砂」は、実際に秀吉も舞ったとの記録があります。大阪城天守閣は現在の天守閣が3代目。秀吉によって建てられた天守閣は、今回の「高砂」が舞われた場所にありました。悠久の時を超え、秀吉が舞った「高砂」の魅力をお楽しみ頂ければと思います。演目「高砂」の短縮版となります。
山本章弘/斉藤敦/古田知英/守家由訓/中田弘美/吉井基晴/今村一夫/井戸良祐/笠田祐樹/山本麗晃
プロデューサー:後藤桂輔/クリエイティブディレクター:澤野大地/舞台監督:黒飛忠紀/撮影:次石悠一/翻訳:Petko Slavov
販売終了
公益財団法人山本能楽堂
ダンス・舞踏・パフォーマンス
石橋とは、中国・清涼山にあるという大きな石の橋のことです。幅は一尺(30センチ)にも満たず、表面は苔むして滑りやすく、下の谷までの高さは千丈に及んで目は眩み足も竦むばかり。しかも人間が渡した橋ではなく、自然と出現した橋であるといわれています。というのも、石橋とは文殊菩薩の浄土へと続く橋だからです。
その石橋の上に文殊菩薩の使いである伝説上の霊獣・獅子が現れ、咲き乱れる牡丹の花に戯れつつ、雄壮な獅子舞を舞って千秋万歳を祝います。
太陽の塔の中には、岡本太郎氏によってつくられた「生命の樹」があります。生命の進化の過程をあらわした生命の樹が浄土そのものであると考え、「石橋」を舞わせて頂きました。
山本章弘/山本麗晃/斉藤敦/古田知英/守家由訓/上田慎也/吉井基晴/今村一夫/井戸良祐/笠田祐樹
プロデューサー:後藤桂輔/クリエイティブディレクター:澤野大地/舞台監督:黒飛忠紀/撮影:次石悠一/翻訳:Petko Slavo
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