昭和20年8月6日、午前8時15分。
広島に原子爆弾が投下された。
何もかもが吹き飛び火に包まれ、辺りは一瞬にしてこの世の地獄と化した。
そして、3年後…
図書館に勤める福吉美津江は原爆で自分だけが生き残ってしまった負い目を感じながら、日々ひっそりと暮らしていた。
そんな彼女はある日、図書館で1人の青年と出会う。
高鳴る鼓動を感じながらも、必死に自分の心を押さえ込む美津江。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」
頑なに心を閉ざす彼女の前にひょっこり現れたのは、亡くなったはずの父親だった…
キャスト
2人の舞台俳優
スタッフ
作:井上ひさし/演出:東京名作NEXSA/作画・編集:Shimarl Design/制作:東京名作NEXSA・新劇「父と暮せば」制作委員会