☆口上 ☆
「横丁のダーリン」は昨年度の再演です。
昨年、春公演としてウイングフィールドで上演し好評を得た作品です。
多くの再演要望に励まされ、改作して、再演する事になりました。
戦後70年、日本の戦後の価値観も大きく変わりました。
時代の節目に、戦後に大きく残された傷跡は何だったのか?
庶民の暮らしの中で70年を見つめたいという思いで作りました。
昭和40年代半ばのとある町のありふれた食堂のオヤジと娘の
軽やかな喜びと悲しみの物語です。
思春期の娘と父のささやかな暮らしの中に
理不尽な時代に翻弄された人生の軌跡と輝くような思春期のロマンス。
昭和のロマンスは、ややこしくもじれったい。
しかし、これぞ恋路の奥深さ、男女の仲の不可解さ。