*平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞受賞作品*
<私たちは、家族だった。>
結婚式場の控え室。
新婦の女はウェディングドレスに身を包み、煙草に火をつける。
彼女の視線の先には、初老の男たち二人。
夫婦のようにも見える彼らのやり取りを“娘”である女は慣れた様子で眺めていた。
“父”の一人である男の走馬灯として語られる、奇妙な家族のありふれた物語。
【本作は2020年8月31日から2021年8月31日まで一年間、無料公開します】
2020年4月20日、志賀廣太郎さんがお亡くなりになりました。うさぎストライプならびに各関係者の意思により、本作を志賀さんの誕生日である8月31日より一年間、追悼の意を込めて無料公開いたします。