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有料 太宰治「きりぎりす」

カテゴリー ドラマ, 一人芝居

劇団名 林英世ひとり語り

公演時期 2021/01/24

地域 近畿

キャスト
林英世

スタッフ
撮影・収録:堀川高志(kutowans studio)/収録助手:井ノ元陸/プロデューサー:笠原希


あらすじ

 「私」は親族が薦める良縁を断って、19歳で「あなた」と結婚する。「あなた」は売れない画家で、骨董屋の「田島さん」が今にものになるからと薦めたのだ。 
 「私」は「あなた」の絵を見て、身体が震えてならなかった。天啓のように「この人の絵は私にしかわからない。私を必要としているこの人の所へ嫁ぎたい」と感じたからだ。
 結婚して二年は、本当に幸福だった。「あなた」は金にも名誉にも権威にも背を向けて、自分の好きな絵を描いて、「私」は貧乏であればあるほど、生活を工夫し、やりくりして、毎日が創造に溢れていた。お金は「田島さん」が何とかしてくれた。
 しかし、個展が成功し、「あなた」は変わってしまった。身だしなみを整え、2日3日と家を空け、帰る度に詮無い言い訳をし、他の画家をくさし、お金のことを言い出すようになった。
 「田島さん」の勧めで三鷹の大きな家に越してからは、お金に不自由することはなくなり、「私」の腕の見せ所もなくなり、「私」はつまらぬ奥様になってしまった。「あなた」は多くの友人を集め、他人を批評し、芸術論をぶち上げる。しかし、その言葉はいつも他者の借り物で、挙句は「私」の言葉までも横流しする。そして、お金に執着するようになり、困っている友人に貸す金も惜しみ、「私」の財布のなかを点検する。悪口を言いくさしていた取り巻きを集めて新しい派閥を作り、追従の中で胡坐をかいている。
 「私」はそんな「あなた」に悪いことが起こればいい、つまずけばいいと思うようになる。が、悪いことは一つも起こらず、良いことばかりが起こる。みな「あなた」の才能を褒めたたえる。「私」にはもう、この世が、神が信じられなってくる。
 「あなた」という人間の本質に失望した「私」は別れを告げる。
 その別れの言葉が、一人称で語られる、太宰治の「女性一人称物」の秀作。

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