Pay 詩劇 響きと怒り

Genre アート, 一人芝居, 不条理・アングラ

Period 2021/02/13

Region Kanto

Cast
万里紗/中澤ナオ

Staff
総合演出・制作:万里紗/ドラマトゥルク・作詞:野宮有姫/音楽・映像:中澤ナオ/総合美術:佐和子/舞台監督:星善之/発案・仮ビジュアル絵画:グース仁/制作協力:百瀬みずき・企画団体シックスペース/宣伝映像:サイモン・ワンダーフォーク/宣伝ヘアメイク:柳田有美/​相関図協力:studio FLAT/特別協力・運搬:合同会社フィールグッド/ワークショップコーディネート:SLOW LABEL/協力:Lee Caplin(William Faulkner Estate)・西会津国際芸術村NIAV・信濃追分文化磁場油や・SUBTERRANEAN・Based on a novel“The Sound and the Fury”written by William Faulkner


Outline

ウィリアム・フォークナー著「響きと怒り」。1890年代~1940年代まで、アメリカ南部の名門コンプソン家の没落を描いた小説。
四部構成で、それぞれの章が別の人物の視点で語られる。

物語はすべて「意識のながれ」に沿って描かれおり、記憶や感情が時空間関係なく入り乱れている。
かつて南部貴族として栄華を極めたコンプソン家は今や没落の一途をたどり、残された土地を少しずつ新興の北部資本主義者に切り売りしながら暮らしていた。このコンプソン家の血を継ぐ最後の者たちとなったのはクエンティン、キャディ(キャンダス)、ベンジー(ベンジャミン)、ジェイソンのきょうだい。そしてキャディの私生児、クエンティン(叔父の名前を受け継いだ)だ。


ベンジーは、知的に障害があるために家に閉じ込められていた。
彼の言葉は、家族の成員に伝わらなかったり、捻じ曲げられたりすることも多く、父の葬式も、兄の葬式も、姉の結婚式にも参加させてもらえず、いつも狭い窓や、家の門の隙間から、外の世界を眺めていた。
『ヴェニスの商人』を思い起こさせるジェイソンは、幼いころから金勘定が大好き、きょうだいの中で唯一女性であるキャディをいつも目の敵にし、その私生児である(娘)クエンティンも「あばずれ」と言って侮蔑し、彼女に送られてきた金をすべて懐に入れていた。
クエンティンを思い描くとき、戯曲『ハムレット』を思い浮かべると助けになるかもしれない。
彼はその弟ベンジーが愛した草地を売って得たお金で行ったハーヴァード在学中に自殺。クエンティンがそこまで追い詰められてしまったのは、彼の唯一愛した女性が血を分けた妹であったということと、その妹が「純潔」を捨て家を出て行ったことが原因であった。


小説「響きと怒り」ではこの3人の男たちが各章でこのコンプソン家の物語を語り、そして最後はもう一人、「黒人」の奴隷/家事手伝いとして、長年このコンプソン家と共に暮らしたディルシーという女性が客観的に描かれ、物語が締めくくられる。


​本企画では、この「語る」言葉を持たないヒロイン、キャディとその娘クエンティンの詩劇を、主宰・作・演出である万里紗自身の人生と
「知的障害者の姉」”きょうだい児”としての言語を交えて再構築することに挑む。

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