演劇界で最も注目度の高い戯曲賞と言っても過言ではない
第68回岸田國士戯曲賞が2024年3月1日に決定予定✨

今年は8作品がノミネートし、審査員の顔ぶれが一新したことで、どの作品が選ばれるのかますます気になる大会となっています👀

観劇三昧では岸田國士戯曲賞関連の作品や劇団を紹介していきます!
特集第一弾として、第68回最終候補8作品に注目🌟
今後も岸田国士戯曲賞関連の作品を配信予定ですので、観劇三昧Xをチェック✨

演劇動画配信サービス「観劇三昧」でお楽しみいただける作品もたくさんございますので、ぜひチェックしてくださいね💖

■目次

  1. 今年の最終候補作『レクリエーション葬』を観劇三昧にて配信!
  2. 岸田國士戯曲賞とは?
  3. ノミネート団体の過去作品も配信中!
  4. その他のノミネート団体のご紹介
  5. お知らせ
  6. 作品のご視聴方法

今年の岸田国士戯曲賞最終候補作『レクリエーション葬』を観劇三昧にて配信!

配信開始日時:2024年3月1日(金)11:00-

★個別購入配信

「老いと演劇」OiBokkeShi

『レクリエーション葬』

14日間視聴プラン ¥500

作・演出:菅原直樹

【あらすじ】

老人ホームに入居している97歳の岡谷正雄は、介護職員が提供するレクリエーションに腹を立てていた。
彼は命を懸けることができるレクリエーションを欲し、介護職員は「生前葬をしましょう」と提案する。それから月に一度、岡谷は死ぬことになった。
横たわる岡谷の前で、介護職員の氏家や一反田が語る岡谷とのエピソードや人生。それを静かに見守る、娘の山岡幸枝。生前葬が行われるたびに、毎回違うリアクションで応じ、介護職員にダメ出しをする岡谷。どのように生き、どのような死を迎えるのか、レクリエーションとしての葬儀=レクリエーション葬を通じて、最期のときを迎えるリハーサルを皆でしているかのようだ。
今日も老人ホームでは、岡谷のレクリエーション葬がはじまった。たまたまそこに居合わせた入居者の宮坂礼子とその息子・杜夫も、レクリエーション葬に参列することになる。そこで突然、岡谷は杜夫に対して、自分の息子「隆」だと、名前を連呼し始めて—。

 

■「老いと演劇」OiBokkeShiとは?

「老いと演劇」OiBokkeShi

俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。看板俳優は、認知症の妻を在宅で介護する岡田忠雄(95歳※2021年現在)。
「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。
高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。

★次回公演

岡山芸術創造劇場×OiBokkeShi×三重県文化会館
老いのプレーパーク 岡山・三重ツアー
「老人ハイスクール」「いざゆかん」2本立て公演

劇団ページ→https://kan-geki.com/theatre/site/4267djm16qjylgxp

劇団WEBサイト→https://oibokkeshi.net/


■岸田國士戯曲賞とは?

劇作家・岸田國士の業績を顕彰するとともに、若手劇作家の育成を目的とした白水社が主催する戯曲賞。
新人劇作家の登竜門とされ、「演劇界の芥川賞」という異名を持つ。

第68回選考委員を、市原佐都子さん、上田誠さん、岡田利規さん、タニノクロウさん、野田秀樹さん、本谷有希子さん、矢内原美邦さんが務める。


2024年の最終候補8作品はコチラ!

第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品一覧(作者五十音順、敬称略)

安藤奎『地上の骨』(上演台本)
池田亮『ハートランド』(上演台本)
金子鈴幸『愛について語るときは静かにしてくれ』(上演台本)
菅原直樹『レクリエーション葬』(上演台本)
蓮見翔『また点滅に戻るだけ』(上演台本)
升味加耀『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』(上演台本)
メグ忍者『ニッポン・イデオロギー』(上演台本)
山田佳奈『剥愛』(上演台本)


ノミネート団体の過去作品も配信中!

★サブスク・個別購入配信

「老いと演劇」OiBokkeShi

『ハッピーソング』

3日間視聴プラン ¥500

作・演出:菅原直樹

【あらすじ】

高校を卒業後、俳優を目指して上京した佐倉めい。兄の死がきっかけで久しぶりに地元に帰り、そのまま新型コロナウイルスによって足止めをくらう日々。昼夜問わずにゲームにハマっていたら、ポップコーンを食べる謎の老人が住み着いていた−−−。
「老い」と「演劇」が融合したとき、何もないと思っていた地元で、誰も見たことがない演劇が生まれる。94歳の看板俳優・岡田忠雄が、混濁する意識、ふらつく身体を駆使して、観客を虚実入り混じるワンダーランドへ誘う。


□字ック

★サブスク配信

「第八回本公演『荒川、神キラーチューン』」

企画製作:□字ック

【あらすじ】

わたしの家の近くにはドブみたいな川が流れていて、
歌をうたうには最高な場所だったわけで。
雑念も苛立ちもぜんぶ石を投げるみたいにぶちまけてやってた。
でも、なーんか変わっちゃったんだよ。あの子のせいで。

殺されたり殺したりしてから気付くなんて馬鹿みたいじゃんね。
いつだって人間は感情をもっているのだから。あなたもわたしも。
事件なんて、いま、
あんたの目の前にある些細な事情による甘えの果てじゃんか。
それを止めたきゃ頭を撫でろ。抱きしめて謝れ。
謝罪しろ、贖罪して土下座しろ。
こっちはキラーチューン歌い終わったら、許すから。

ねえ。先生、マイク握って離さないなら、頭カチ割るよ?

「CoRich 舞台芸術まつり!2014」でグランプリ、2014年度サンモールスタジオ最優秀団体賞受賞した□字ック代表作。
※こちらは初演版になります。


□字ック

★サブスク配信

「第十回本公演『鳥取イヴサンローラン』」

企画製作:□字ック

【あらすじ】

場末のスナックはイヴサンローラン、イヴサンローランの香水が好きなママがつけた。
鳥取から上京してきた女は、ここで働くどの女も好きではないし、足を運ぶどの男もだらしないと思う。
というか、むしろ全員馬鹿だと思う。結局のところ媚びる女もヘラヘラ自慢げな男もどいつもこいつも寂しがりで、
今日もこの店はニブい光を放ってる。
「でも、私も同じ馬鹿女。せいぜい稼げよ自尊心」
今作はスナックを舞台に女の優越感、僻み、嫉妬、それと愛渦巻く闘争が交差。
でも結局は、東京の男に鳥取の女が負ける話。

お遊ばしませ、寂しいあなた。

 

■□字ックとは

□字ック

主宰の山田佳奈がレコード会社のプロモーターを経て、2010年に立ち上げた劇団。
ライフスタイルが自由化された現代社会においてのコミュニケ―ション欠如や、大人になりきれない年齢不相応な自我に対して葛藤する人間を描く。
デリバリーヘルスを舞台に人間の生への欲求や期待、絶望や喪失などを描いた第六回本公演「タイトル、拒絶」では、サンモールスタジオの2013年最優秀演出賞を受賞。人間関係の希薄さや、他人への干渉を避ける風潮から生じた実際の事件を起点に物語が構想された第八回本公演「荒川、神キラーチューン」では、演劇ポータルサイト「CoRich 舞台芸術まつり!2014」でグランプリ、2014年度サンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。
また、音楽フェスを模したスタイルの演劇イベント「鬼(ハイパー)FES.」を企画・主催。劇場に複数のステージを設け、総勢20団体以上の演劇団体による作品上演を行う。

★お知らせ

観劇三昧にて、□字ックの過去公演4作品の配信が決定!
配信の詳細は後日お知らせいたします!

劇団ページ→https://kan-geki.com/theatre/site/249

劇団WEBサイト→http://www.roji649.com/


★サブスク配信

コンプソンズ

『WATCH THE WATCHMEN』

企画製作:コンプソンズ

【あらすじ】

コロナ禍で殆どの作品が上演中止の憂き目にあった作演出家の「兼子」は、夢で東京都知事、小池百合子と出会う。
街では迷惑系YouTuber「ぺぷぱぴゅう」が暴れている。いけないと思いつつもそれを見ることを止められない兼子。そんな中、保護猫団体を隠れ蓑にした謎の右翼団体が彼の日常を脅かす。
陰謀論、歴史的事件、フェミニズム、演劇界パワハラ問題。又吉直樹「劇場」への複雑な感情。
全てが彼の中だけで繋がり、クライマックスに向けて疾走していく。

■コンプソンズとは

コンプソンズ


■その他のノミネート団体のご紹介

・果てとチークとは

果てとチーク

青年団演出部所属の升味加耀が主宰する演劇ユニット。留学先のベルリンで旗揚げ。
2019 年 升味作『害悪』令和元年度北海道戯曲賞最終候補作に選出。
2020 年 渋谷パルコの新しいカルチャーフェスティバル“P.O.N.D.”に演劇団体として唯一招聘。
大きな世界とちっぽけな人々の絶望的に変わらない状況をせっせと描きつつも、
精神と肉体が健やかな生活を送れるよう努力している。

★次回公演

『はやくぜんぶおわってしまえ』(再演)
2024年8月予定

劇団ページ→https://kan-geki.com/theatre/site/07gwenl10dvz3xk5

劇団WEBサイト→https://hatetocheek.wixsite.com/hatetocheek

・劇団アンパサンド

劇団WEBサイㇳ→https://gekidanampersand.wixsite.com/mysite

・ゆうめい

劇団WEBサイト→https://www.yu-mei.com/

・ダウ90000

★次回公演
『30000』@本多劇場
2024年3月27日(水)~4月7日(日)

公式X(@daw90000)→https://twitter.com/daw90000?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

・メグ忍者(オル太)

WEBサイト→https://olta.jp/


★お知らせ

観劇三昧では今後も過去の受賞・ノミネート団体の特集も予定しております!
観劇三昧でご視聴いただける作品もたくさんご紹介いたしますので、第二弾以降の記事もお楽しみに!

※▢字ックの配信作品の詳細も演劇ボードにてお知らせいたします!


【作品のご視聴方法】

観劇三昧にて配信中の作品のご購入・ご視聴には観劇三昧への会員登録(無料)が必要です!

★個別購入配信→作品ごとに視聴プランをご購入ください。
★サブスク配信→ライセンスをご購入ください。

個別購入作品は観劇三昧WEBサイトよりブラウザにてご視聴いただけます。
・個別購入作品一覧はこちら

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